おうち英語のやり方完全ガイド|英語が苦手な親でも今日から始められる5ステップ

未分類
  1. はじめに|おうち英語は「教える」より「英語がある日常」を作ること
    1. おうち英語とは?英会話教室との違い
    2. 「英語を勉強させる」より「親子で楽しむ」が成功のカギ
    3. この記事で分かること
  2. おうち英語のやり方はこの5ステップでOK
    1. STEP1:英語の歌・音源を生活に入れる
    2. STEP2:英語絵本を親子時間に取り入れる
    3. STEP3:英語動画・アニメで意味と音をつなげる
    4. STEP4:短い英語フレーズを親子の会話に混ぜる
    5. STEP5:慣れてきたらオンライン英会話や英語イベントで使ってみる
  3. 年齢別|0歳・1〜2歳・3〜6歳・小学生のおうち英語の始め方
    1. 0歳:英語の音にふれるだけで十分
    2. 1〜2歳:歌・絵本・親子遊びで英語を楽しいものにする
    3. 3〜6歳:まねっこ・ごっこ遊び・短い会話を増やす
    4. 小学生:興味のあるテーマから英語につなげる
    5. 「遅すぎる」はないが、年齢によってやり方は変える
  4. 親が英語を話せなくても大丈夫?発音・文法より大切なこと
    1. 親の役割は「先生」ではなく「一緒に楽しむ人」
    2. 発音が不安なときは音声付き絵本・動画を活用する
    3. 親が完璧を目指すと続かない
    4. まず使いたい親子英会話フレーズ10選
  5. おうち英語におすすめの教材と選び方
    1. 無料で始める:YouTube・音源・図書館の英語絵本
    2. 有料教材を選ぶ前に確認したい3つのポイント
        1. ① 子どもが興味を持てる内容か
        2. ② 親が続けられそうか
        3. ③ 音声が充実しているか
    3. 高額教材が向いている家庭・向いていない家庭
    4. 英語絵本の選び方:文字数より「子どもが好きか」
    5. 英語動画の選び方:短く・楽しく・親が安心できるもの
  6. かけ流しの正しいやり方|ただのBGMで終わらせないコツ
    1. かけ流しは「聞かせっぱなし」だけでは効果を感じにくい
    2. 朝・移動中・遊び時間など続けやすいタイミング
    3. 同じ音源をくり返すメリット
    4. 親子の会話や絵本とセットにすると定着しやすい
  7. 子どもが英語を嫌がる時の対処法
    1. 嫌がる原因は「難しい・つまらない・強制される」
    2. 一度やめるより「量を減らす」「遊びに戻す」
    3. 子どもの好きなものから英語につなげる
    4. NG対応:言わせる・試す・比べる・叱る
  8. 親子の会話で英語が自然に出る「日常シーン別」実践例
    1. 朝の支度で使える英語フレーズ
    2. 食事中に使える英語フレーズ
    3. お風呂・寝る前に使える英語フレーズ
    4. 子どもが返事しなくてもOKな声かけ例
    5. 「教える英語」から「会話の中の英語」へ
  9. おうち英語で失敗しやすい家庭の共通点と立て直し方
    1. 最初から教材を増やしすぎる
    2. 成果を急いで子どもに言わせようとする
    3. SNSの成功例と比べて落ち込む
    4. 親が頑張りすぎて疲れる
    5. 1日10分から再スタートする方法
  10. 日本語への影響はある?おうち英語で大切にしたい母語とのバランス
    1. 日本語の語りかけ・絵本も大切にする
    2. 英語だけに偏らせない家庭環境の作り方
    3. 目標は「英語ペラペラ」だけではなく、伝える力を育てること
    4. 不安がある場合のチェックポイント
  11. わが家のおうち英語リアル体験談・実例
    1. 最初は英語を嫌がった子が変わったきっかけ
    2. 実際に使った教材・使わなかった教材
    3. うまくいった声かけ・失敗した声かけ
    4. 1週間のリアルな取り組みスケジュール
    5. 親子の会話が増えたエピソード
  12. よくある質問Q&A
    1. Q1. おうち英語は何歳から始めるのがいい?
    2. Q2. 3歳からでも間に合う?
    3. Q3. 小学生から始めても遅くない?
    4. Q4. 親が英語を話せなくてもできる?
    5. Q5. 高額教材は買った方がいい?
    6. Q6. YouTubeだけでも大丈夫?
    7. Q7. かけ流しは1日何分すればいい?
    8. Q8. 日本語が遅れないか心配です
    9. Q9. 子どもが英語を嫌がったらどうする?
    10. Q10. 英語を話し始めるまでどれくらいかかる?
    11. Q11. 英検を目標にした方がいい?
    12. Q12. 続かない時はどうすればいい?
  13. まとめ|おうち英語は「毎日少し・楽しく・親子で」がいちばん強い
    1. 今日から始めるなら、まずは歌・絵本・ひとこと英語
    2. 子どもの反応を見ながら無理なく続ける
    3. 英語力だけでなく、親子の会話力も育てよう

はじめに|おうち英語は「教える」より「英語がある日常」を作ること

おうち英語を始めたいと思っても、

「何から始めればいいの?」
「私自身が英語苦手なんだけど大丈夫?」
「本当に効果あるの?」

そんな不安を感じていませんか?

実は、おうち英語で大切なのは、親が英語の先生になることではありません。
英語がある環境を少しずつ日常の中に作っていくことなんです。

この章では、おうち英語とは何なのか、英会話教室との違い、
そして親子で楽しく続けるコツについてお伝えします。

おうち英語とは?英会話教室との違い

おうち英語とは、家庭の中で日常的に英語に触れる環境を作る取り組みのことです。

英語の歌を聴いたり、絵本を読んだり、親子の会話の中に少し英語を取り入れたりしながら、
英語を特別なものではなく「いつものもの」にしていきます。

一方で、英会話教室は週に1回や2回通うことが一般的です。

もちろん英会話教室にはたくさんのメリットがあります。
ネイティブの発音を聞けたり、先生やお友達と英語でやり取りしたりできるのは貴重な経験ですよね。

ただ、週1回のレッスンだけで英語が自然に話せるようになるかというと
実はそれだけでは難しいことも多いんです。

なぜなら、英語もスポーツやピアノと同じだからです。

たとえば
週に1回サッカー教室へ行っても、自宅でボールを触らなければなかなか上達しませんよね。

英語も同じで、

  • 聞く
  • 真似する
  • 使ってみる
  • 間違える

この経験を繰り返すことで少しずつ身についていきます。

私自身、12年以上子ども英会話教室を運営してきましたが、伸びる子にはある共通点がありました。

それは、「家でも英語があること」です。

毎日30分勉強している子ばかりではありません。

むしろ、

「Good morning!だけ言っている」
「英語の歌を車で流している」
「寝る前に英語絵本を1冊読む」

そんな家庭の方が英語を自然に受け入れていることが多かったんですよね。

家庭は子どもにとって一番安心できる場所です。

その安心安全な日常の中で英語に触れるからこそ
「勉強」ではなく「コミュニケーション」として英語を身につけやすくなるんです。

だからこそ、おうち英語と英会話教室はどちらか一方ではなく、
お互いを補い合う存在だと私は考えています。

「英語を勉強させる」より「親子で楽しむ」が成功のカギ

おうち英語を長く続けるために必要なのは、親子で楽しむことです。

実はこれが、おうち英語成功の一番大きなポイントなんです。

あなたも経験がありませんか?
興味のないことを「勉強しなさい」と言われると、急にやりたくなくなってしまうこと。

それは子どもも同じ。

英語が好きだったはずなのに、
「覚えて!」
「言ってみて!」
「なんで言えないの?」
そんなやり取りが増えると、英語そのものが嫌いになってしまうことがあります。

私の息子も、小さい頃は英語を嫌がった時期がありました。

ある時、
「英語やりたくない!」
と言われたことがあったんです。

正直ショックでした。

英語講師の子どもなのに、なぜだろうと思いました。

でも振り返ると、その頃の私は「英語を教えよう」としていたんですよね。

そこで考え方を変えて
勉強ではなく、会話や遊びの中に英語を入れるようにしたんです。

たとえば、

  • Let’s go!(行こう!)
  • Yummy!(おいしい!)
  • Good job!(よくできたね!)
  • Which do you like?(どっちが好き?)

こんな短い言葉を日常で使うようにしました。

すると、息子は英語を勉強ではなく遊びの一部として受け入れるようになったんです。
今では自分から英語の歌を歌ったり、英語で質問してきたりすることもあります。

子どもは本来、新しいことが大好きです。

だから無理に教え込むよりも、
「英語って楽しいな」
「また聞きたいな」
「ちょっと言ってみたいな」
そんな気持ちを育ててあげる方がずっと自然なんですよ。

親子で笑いながら続けた英語は、子どもの中に長く残ります。

おうち英語は、英語力を育てるだけではありません。
親子の会話を増やし、親子の時間を豊かにしてくれるものでもあるんです。

この記事で分かること

ここまで読んで、

「じゃあ具体的には何から始めればいいの?」

と思われたかもしれませんね。

この記事では
おうち英語初心者のママでも今日から始められる方法を
できるだけ分かりやすく解説していきます。

具体的には、

  • おうち英語を始める5つのステップ
  • 年齢別の進め方
  • 親が英語を話せなくてもできる方法
  • 教材選びのポイント
  • 子どもが嫌がった時の対処法
  • 続けるためのコツ

などを詳しくお伝えします。

特別な教材や高額な英語システムがなくても大丈夫。

まずは今ある生活の中に、少しだけ英語を足してみることから始めてみませんか?

次の章では、おうち英語初心者さんでも迷わない「5つのステップ」をご紹介していきます。

おうち英語のやり方はこの5ステップでOK

「おうち英語を始めたいけど、何から手をつければいいのか分からない…」

そんなママは意外と多いんです。

実は、おうち英語は難しく考える必要はありません。
高額教材を買ったり、親が英語を話せたりしなくても始められます。

まずは、英語を日常の中に少しずつ増やしていくことからスタートしてみませんか?

ここでは、私がこれまでたくさんの親子を見てきた中で
「続きやすい」と感じている5つのステップをご紹介します。

STEP1:英語の歌・音源を生活に入れる

おうち英語の最初の一歩は、英語の歌や音源を生活の中で流すことです。

なぜなら、英語はまず「耳」から慣れていくものだからなんです。

日本語も赤ちゃんの頃から毎日聞いていたから話せるようになりましたよね。
英語も同じで、まずは英語の音やリズムを自然に聞くところから始まります。

とはいえ、1時間も2時間も集中して聞く必要はありません。

おすすめは生活の中の「ついで時間」です。

例えば、

  • 朝ごはんの準備中
  • 車での移動中
  • お風呂前後
  • 宿題が終わった後

こんな時間に流すだけでも十分なんですよ。

私の教室の生徒さんでも、毎朝15分ほど英語の歌を流していたご家庭がありました。

最初は何も反応がなかったそうですが
3か月ほどすると突然歌の一部を口ずさみ始めたそうです。

子どもは聞いていないようで、実はしっかり聞いているんですよね。

おすすめの英語ソングは、

  • Super Simple Songs
  • Mother Goose Club
  • Pinkfong
  • Cocomelon

などです。

まずは子どもが楽しそうに聞けるものを選んでみてください。

英語の音を「勉強」ではなく「日常のBGM」にしてしまうのが
このステップの目的なんです。

STEP2:英語絵本を親子時間に取り入れる

次に取り入れたいのが英語絵本です。

英語絵本は、音と意味をつなげる役割をしてくれます。

英語の歌だけでは音として聞いている状態ですが
絵本になるとイラストと一緒に理解できるようになります。

例えば、
「Apple」
という単語を見たときに、りんごの絵があれば意味が自然と伝わりますよね。
これが子どもの学び方なんです。

小学生のお子さんなら、まずは文字数の少ない絵本から始めるのがおすすめです。

人気のある絵本には、

  • Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?
  • Dear Zoo
  • From Head to Toe
  • Pete the Catシリーズ

などがあります。

ここで気をつけたいのは、「全部訳そう」としないこと。

私も最初の頃は真面目に訳そうとしていました。
でも、そうすると読み聞かせが疲れてしまうんですよね。

それよりも、
「Look! It’s a bear!」(見て!クマさんだね)
のように、絵を見ながら親子で楽しむ方が長続きします。

英語の本を読むというより、一緒に絵本を楽しむ感覚で十分ですよ。

STEP3:英語動画・アニメで意味と音をつなげる

英語動画やアニメは、英語の意味を感覚的に理解する助けになります。

なぜなら、映像があることで言葉の意味を推測しやすいからです。

例えばキャラクターが走りながら
「Run!」
と言えば、「走る」という意味だと自然に分かりますよね。

これが動画の強みなんです。

特に小学生の場合、
「勉強として英語を見る」
よりも
「好きなアニメを見る」
感覚の方が入りやすいことが多いです。

おすすめは、

  • Peppa Pig
  • Bluey
  • Dora the Explorer
  • Puffin Rock

など。

1話5〜10分程度の短いものから始めると取り組みやすいですよ。

ただし、長時間見せればいいわけではありません。
30分見せるより、10分を毎日続ける方が効果を感じやすいんです。

英語動画は、親子で笑いながら見られる作品を選ぶと続きやすいですよ。

STEP4:短い英語フレーズを親子の会話に混ぜる

おうち英語で一番効果を感じやすいのが、このステップかもしれません。

それは、英語を実際の会話で使うことです。

難しい文章を話す必要はありません。
まずは1〜3語の短いフレーズで十分なんです。

例えば、

  • Good morning.
  • Let’s go.
  • Good job.
  • Thank you.
  • See you.

このくらいから始めてみてください。

私が親子英会話をお伝えしている理由もここにあります。
英語は覚えるものではなく、使うものだからです。

実際に、あるママからこんなお話を聞きました。

最初は
「Good night」
だけを毎晩言っていたそうです。

すると数週間後、子どもの方から
「Good night, Mom」
と返してくれたそうなんです。

その一言が本当に嬉しかったと話してくださいました。

特別な時間を作らなくても、日常会話の中で英語を使えるのがおうち英語の魅力なんですよね。

STEP5:慣れてきたらオンライン英会話や英語イベントで使ってみる

英語の歌や絵本、動画や会話に慣れてきたら、実際に使う機会を作ってみましょう。

インプット(聞く・読む)だけでなく
アウトプット(使う)も経験すると英語がより身近になります。

例えば、

  • オンライン英会話
  • 英語イベント
  • 英語キャンプ
  • 国際交流イベント

などがあります。

ただし、ここで焦る必要はありません。

英語を話せるようになってから参加するのではなく
参加しながら慣れていけばいいんです。

私が開催している親子向けイベントでも、
「うちの子、一言も話さないかも…」
と心配されるママがよくいらっしゃいます。

でも実際は、見ているだけでも十分なんですよ。

子どもは安心できる環境の中で少しずつ挑戦していきます。
英語を使う経験が増えることで、
「英語って教科じゃなくてコミュニケーションなんだ」
という感覚が育っていくんです。

おうち英語は、一気に全部やろうとしなくて大丈夫。
まずは歌を流すことから始めて、少しずつ英語がある日常を作っていきましょう。

年齢別|0歳・1〜2歳・3〜6歳・小学生のおうち英語の始め方

おうち英語について調べていると、

「何歳から始めるのがベスト?」「うちの子はもう小学生だけど遅い?」

そんな疑問を持つママも多いのではないでしょうか。

実は、おうち英語に「この年齢じゃないとダメ」という正解はありません。
ただし、年齢によって興味の持ち方や理解の仕方が違うので、
アプローチを変えるとうまくいきやすいんです。

ここでは年齢別におすすめの取り組み方をご紹介します。

0歳:英語の音にふれるだけで十分

0歳のおうち英語は、「英語を覚えさせる」ではなく「英語の音に親しむ」がゴールです。

なぜなら、この時期の赤ちゃんは意味を理解するよりも
耳からたくさんの音を吸収しているからなんです。

特に生後6〜12か月頃は、
日本語だけでなくさまざまな言語の音を聞き分ける力を持っていると言われています。

だからといって特別なレッスンは必要ありません。

例えば、

  • 英語の子守歌を流す
  • 英語のわらべ歌を聞く
  • 親が簡単な英語で話しかける
  • 英語絵本を見せる

これだけでも十分なんですよ。

赤ちゃんはママやパパの声が大好きです。

発音が完璧かどうかよりも、
「楽しい雰囲気」で英語に触れることの方がずっと大切なんです。

0歳は成果を求める時期ではありません。
英語を聞くことが当たり前の環境を作るだけで十分なんですよね。

1〜2歳:歌・絵本・親子遊びで英語を楽しいものにする

1〜2歳になると、少しずつ言葉を真似するようになります。

この時期は「英語って楽しい!」という感覚を育てるのがおすすめです。
なぜなら、この年齢の子どもは勉強ではなく遊びを通して学ぶからなんです。

例えば、

  • Head, Shoulders, Knees and Toes
  • If You’re Happy and You Know It
  • The Wheels on the Bus

などの英語の手遊び歌はとても人気があります。

身体を動かしながら英語に触れられるので
自然と意味も理解しやすくなります。

また、絵本の読み聞かせも効果的です。

難しい英文を読む必要はありません。
絵を見ながら
「Dogだね」「Big! 大きいね」
と声をかけるだけでも十分。

この時期は英語を教えるのではなく、親子で一緒に楽しむことを優先してみてください。
英語を好きになる土台ができる時期なんですよ。

3〜6歳:まねっこ・ごっこ遊び・短い会話を増やす

3〜6歳は、おうち英語の黄金期とも言われる時期です。

聞いた言葉を真似する力が高く、遊びの中でどんどん吸収していきます。

そのため、この時期はアウトプット(実際に使う経験)を
少しずつ増やしていくのがおすすめです。

例えば、

  • お店屋さんごっこ
  • レストランごっこ
  • お医者さんごっこ
  • 人形遊び

などは英語との相性が抜群です。

「Here you are.」→どうぞ!
「Thank you.」→ありがとう
「How much?」→いくら?

など、短いフレーズを自然に使うことができます。

私の教室でも、
この年代の子どもたちはごっこ遊びになると驚くほど英語を話し始めます。

反対に、
「言ってみて」
「もう一回言って」
と練習モードになると急に話さなくなることもあるんですよね。

子どもにとって英語は勉強ではなく遊びの延長なんです。
だからこそ、遊びながら英語を使える環境がぴったりなんですよ。

小学生:興味のあるテーマから英語につなげる

小学生のおうち英語は、「好き」を入り口にするとうまくいきます。
なぜなら、小学生になると自分の興味や好みがはっきりしてくるからです。

実は、小学生からおうち英語を始めるご家庭はとても多いんです。

それなのに、
「もう遅いですよね?」
と相談されることがよくあります。

でも私は、遅いと思ったことは一度もありません。

例えば、

恐竜が好きな子なら英語の恐竜動画。
サッカーが好きな子なら海外選手のインタビュー。
ゲームが好きな子なら英語版の実況動画。

というように、好きなものと英語をつなげていくんです。

実際に私の息子も恐竜が大好きでした。

英語教材にはあまり興味を示さなかったのですが、
恐竜の図鑑や動画になると夢中になって見ていました。

好きなことを通して学んだ英語は、驚くほど記憶に残るんですよね。

小学生は「英語を学ぶ」より
「好きなことを英語で楽しむ」という感覚を意識すると続きやすくなります。

「遅すぎる」はないが、年齢によってやり方は変える

おうち英語に関する相談で一番多いのが、
「もっと早く始めれば良かったです」
という言葉です。

でも結論から言うと、始めるのに遅すぎることはありません。

確かに0歳と小学生では吸収の仕方は違います。
だからといって、小学生が不利というわけではないんです。

年齢ごとの特徴をまとめると、

  • 0〜2歳:音に慣れる時期
  • 3〜6歳:遊びながら真似する時期
  • 小学生:興味や知識と結びつける時期

という違いがあります。

大切なのは年齢ではなく、その子に合った方法を選ぶことなんです。

私がこれまでたくさんの親子を見てきて感じるのは、
早く始めた家庭よりも「楽しく続けた家庭」の方が
結果的に英語を好きになっていることが多いということ。

だから、
「もう小学生だから遅い」
ではなく、
「今日が一番早いスタートの日」
と思って始めてみてください。

子どもの可能性は、親が思っている以上に大きいものなんですよ。

おうち英語は年齢によって取り組み方が変わりますが、
どの年齢にもその時期ならではの強みがあります。

親が英語を話せなくても大丈夫?発音・文法より大切なこと

「私、英語が苦手なんです…」

親子英会話の相談を受けると、本当にたくさんのママから聞く言葉です。

でも実は、おうち英語がうまくいくかどうかは、親の英語力だけでは決まりません。

この章では、親が英語を話せなくてもおうち英語を楽しめる理由と、
親だからこそできる関わり方についてお伝えします。

親の役割は「先生」ではなく「一緒に楽しむ人」

おうち英語での親の役割は、先生ではなく「一緒に楽しむ仲間」です。
なぜなら、親子が先生と生徒の関係になると、お互いに苦しくなりやすいからなんです。

考えてみてください。

子どもは学校へ行けば先生がいます。
英語教室へ行けば、そこにも先生がいます。

それなのに家へ帰ってきても、
「違うよ」
「もう一回言って」
「発音が違う」
と言われたらどう感じるでしょうか。

きっと窮屈に感じてしまいますよね。

実際に私も、子どもが小さい頃は「教えなきゃ」と思っていました。

英語講師なんだからちゃんと教えなきゃ。
正しい英語を伝えなきゃ。

そんな気持ちがあったんです。

でもある時、息子から

「ママ、先生みたい」

と言われたことがありました。

その時ハッとしたんですよね。

私は親であって先生ではないんだ、と。

そこからは一緒に英語を楽しむスタイルに変えました。

例えば、
「この英語なんて言うんだろうね?」
「ママも知らないから調べてみようか」
と同じ目線で関わるようにしたんです。

すると息子の反応もずいぶん変わりました。

子どもは完璧な先生を求めているわけではありません。
一緒にワクワクしてくれる人を求めているんです。

だから、分からない時は
「ママも知らない」
と言ってしまって大丈夫なんです。

むしろその方が、子どもも安心して挑戦しやすくなることが多いんですよね。

発音が不安なときは音声付き絵本・動画を活用する

発音に自信がなくても、おうち英語は十分できます。
なぜなら、今はネイティブ音声に触れられる教材やサービスがたくさんあるからです。

私が子どもの頃は、英語のCDを買うだけでも大変でした。

でも今は、

  • YouTube
  • 英語アプリ
  • 音声付き絵本
  • オンライン英会話

など、無料または低価格で質の高い英語に触れられる時代です。

例えば英語絵本なら、
音声を流しながら一緒にページをめくるだけでも十分なんですよ。

ママが無理にネイティブ発音を真似しようとしなくても大丈夫。

子どもは耳から自然に音を吸収していきます。

私の教室の保護者さんにも、
「発音が悪いから英語を話しかけるのが怖いです」
とおっしゃる方がいました。

でもその方は毎日5分だけ英語絵本の音声を流し続けました。
半年後には、お子さんが絵本のフレーズを口ずさむようになったんです。

親がネイティブである必要はありません。

英語に触れる機会を作るだけでも十分価値があるんですよ。

親が完璧を目指すと続かない

おうち英語で一番もったいないのは、親が完璧を目指しすぎることです。
なぜなら、完璧を求めると親も子どもも苦しくなってしまうからなんです。

英語は勉強というより、コミュニケーションの道具です。

本来は間違えながら覚えていくものなんですよね。

それなのに、
「発音を間違えたらどうしよう」
「文法が違ったらどうしよう」
「ちゃんと教えられなかったらどうしよう」
と考え始めると、英語を使うこと自体が怖くなってしまいます。

そして、その空気は意外と子どもにも伝わります。

親が間違いを恐れていると、

子どもも
「間違えたらダメなんだ」
「失敗したら怒られるかも」
と思ってしまうんです。

でも現実には、英語を話せる人でも間違えます。

私も海外生活をしていた頃、たくさん失敗しました。
聞き返されたこともありますし、伝わらなかったこともあります。

それでも何とか伝えようとする中で覚えていったんですよね。

だから私は、親子英会話でも
「間違ってもいいよ」
を大切にしています。

そしてもうひとつ。

親が失敗から立ち直る姿を見せることも、子どもにとって大きな学びになります。

「間違えちゃったね。もう一回言ってみよう」

そんな姿勢こそ、子どもに伝えたい力ではないでしょうか。

完璧な英語よりも、挑戦する姿の方がずっと価値があると私は思っています。

まず使いたい親子英会話フレーズ10選

「英語を話しかけたいけど、何を言えばいいか分からない」

そんなママは、まず日常生活で使いやすいフレーズから始めてみてください。

長い文章を覚える必要はありません。
毎日使う言葉だからこそ、自然に定着していくんです。

おすすめは次の10フレーズです。

英語日本語
Good morning.おはよう
Good night.おやすみ
Let’s go!行こう!
Hurry up!急いで!
Good job!よくできたね!
Thank you.ありがとう
You’re welcome.どういたしまして
Are you ready?準備できた?
I’m hungry.おなかすいた
Have fun!楽しんできてね

最初は1つだけで十分です。

例えば今日から寝る前に
「Good night」
だけ言ってみる。

それだけでも立派なおうち英語なんですよ。

毎日の生活の中で少しずつ英語が増えていくと、
子どもも自然に英語を身近なものとして受け入れていきます。

親がおうち英語で目指したいのは、完璧な先生になることではありません。
子どもと一緒に楽しみながら、英語がある日常を作ることなんです。

おうち英語におすすめの教材と選び方

おうち英語を始めようと思ったとき、多くのママが最初に悩むのが教材選びです。

「高い教材を買った方がいいの?」
「YouTubeだけじゃダメ?」
「何を選べば失敗しないの?」

そんな疑問を感じていませんか?

実は、おうち英語で大切なのは教材の値段ではありません。
その子と家庭に合っているかどうかなんです。

この章では、教材選びで後悔しないための考え方をご紹介します。

無料で始める:YouTube・音源・図書館の英語絵本

おうち英語は無料でも十分スタートできます。
なぜなら、今は質の高い英語コンテンツがたくさんあるからです。

実際、私が親子英会話をお伝えするときも、
「まずは無料で始めてみましょう」
とお話しすることが多いんです。

最初から何万円もする教材を買う必要はありません。

まず試してみて、
「うちの子は英語が好きそう」
「このやり方なら続けられそう」
と感じてから考えても遅くないんですよ。

おすすめの無料教材は次のようなものです。

  • Super Simple Songs(英語の歌)
  • Mother Goose Club(英語童謡)
  • Peppa Pig(英語アニメ)
  • 図書館の英語絵本
  • SpotifyやAmazon Musicの英語ソング

特に図書館は見落とされがちですが、宝の山なんですよね。

英語絵本は1冊1,500円〜2,500円ほどするものも多いので
まずは借りて反応を見るのがおすすめです。

私自身も息子が小さい頃は、図書館で10冊ほど借りてきて、その中からお気に入りを探していました。

無料だから効果がないわけではありません。
まずは気軽に始められるものから取り入れてみてください。

有料教材を選ぶ前に確認したい3つのポイント

有料教材を検討する前に、ぜひ確認してほしいことがあります。
それは「教材の良し悪し」ではなく、

「家庭との相性」です。

どんなに評判の良い教材でも、使わなければ意味がありません。

私がこれまで多くの保護者の方を見てきて感じるのは
教材選びで失敗する原因の多くがここなんです。

確認したいポイントは次の3つです。

① 子どもが興味を持てる内容か

恐竜好きの子にプリンセス教材を与えても、なかなか続きません。
好きなテーマが含まれているかを見てみましょう。

② 親が続けられそうか

教材によっては毎日30分〜1時間の取り組みが前提のものもあります。
忙しい家庭なら、5〜10分で使える教材の方が続きやすいんですよ。

③ 音声が充実しているか

親が英語に自信がなくても取り組めるよう、音声サポートがある教材を選ぶと安心です。

教材選びで迷ったら、
「これを半年続けるイメージが湧くかな?」
と考えてみてください。

その感覚は意外と当たるものですよ。

高額教材が向いている家庭・向いていない家庭

高額教材は、家庭によって向き不向きがあります。

まずお伝えしたいのは
高額教材を買わないと英語が身につかないわけではないということです。

一方で、高額教材だからこそ得られるメリットがあるのも事実なんですよね。

高額教材が向いている家庭は、

  • 毎日取り組む時間を確保できる
  • 長期的に続ける覚悟がある
  • 親も積極的に関わる予定がある
  • 英語環境を家庭に作りたい

というご家庭です。

反対に、

  • 忙しくて時間が取れない
  • 子どもの興味がまだ分からない
  • とりあえず試してみたい
  • 教材選びに迷っている

という場合は、まず無料教材や低価格教材から始める方が安心かもしれません。

実際に私が見てきた中でも、

50万円以上の教材を買ったのにほとんど使わなかった家庭もあれば、
図書館とYouTube中心で英語好きになった家庭もありました。

結局のところ、教材の値段よりも「どれだけ使ったか」の方が大きいんですよね。

購入前は、
「この教材があれば大丈夫」
ではなく、
「この教材を使い続けられるかな」
という視点で考えてみてください。

英語絵本の選び方:文字数より「子どもが好きか」

英語絵本を選ぶとき、多くのママが文字数やレベルを気にします。

でも実は、もっと大切なことがあります。

それは子どもがその絵本を好きかどうかなんです。

なぜなら、子どもは好きな絵本なら何十回でも読んでほしいと言うからです。
そして、その繰り返しこそが英語習得につながるんですよね。

例えば、

  • 恐竜が好き
  • 車が好き
  • 動物が好き
  • お姫様が好き

など、子どもの興味に合わせて選ぶと反応が変わります。

私の息子も、正直なところ英語だからという理由では絵本を読みませんでした。

でも恐竜の絵本になると何度も持ってきたんです。
好きだから読みたい。

読みたいから何度も聞く。

結果として英語にも触れる。

この流れが理想なんですよね。

絵本選びで迷ったら、
「英語だから読む」
ではなく、
「好きだから読みたい」
を基準にしてみてください。

英語動画の選び方:短く・楽しく・親が安心できるもの

英語動画を選ぶときは、短くて楽しいものがおすすめです。
なぜなら、小学生でも集中力には限界があるからです。

1時間の英語動画よりも、10分の動画を毎日見る方が続きやすいんですよ。

私がおすすめしている基準は次の3つです。

  • 1話5〜15分程度
  • 子どもが笑って見られる
  • 親が内容を安心して見せられる

例えば、

Peppa Pig
Bluey
Puffin Rock

などは比較的取り入れやすい作品です。

また、動画を見るときは「見せっぱなし」にしないのがカギ。

見終わった後に、
「どんなお話だった?」
「誰が出てきた?」
と少し会話するのが大切なんです。

動画は子守りの道具ではなく、親子の会話のきっかけにもなります。

親子で一緒に楽しめる作品を見つけると、おうち英語がぐっと身近になりますよ。

教材選びで迷ったら、高い・安いよりも
「子どもが好きか」「親が続けられるか」を基準に考えてみてください

かけ流しの正しいやり方|ただのBGMで終わらせないコツ

おうち英語について調べると、必ずと言っていいほど出てくるのが「かけ流し」です。

でも、
「本当に流しているだけで効果あるの?」
「うちの子、全然聞いてない気がする…」
そんな疑問を感じたことはありませんか?

実は、かけ流しはおうち英語の強い味方です。
ただし、やり方を少し工夫するだけで効果の感じ方が大きく変わるんですよ。

この章では、かけ流しをただのBGMで終わらせないコツをご紹介します。

かけ流しは「聞かせっぱなし」だけでは効果を感じにくい

かけ流しは大切ですが、流しているだけで英語が話せるようになるわけではありません。

英語は「聞く」だけではなく、「意味と結びつく」ことで初めて使えるようになるからです。

例えば日本語でも、聞いたことのない専門用語を毎日流されても意味は分かりませんよね。
英語も同じなんです。

実際に、
「3年間かけ流しを続けたけど話せませんでした」
という相談を受けることがあります。

詳しく聞いてみると、

  • 音源だけ流していた
  • 内容を知らないままだった
  • 絵本や会話にはつなげていなかった

というケースが少なくありません。

一方で、

「この歌好きだね」
「この絵本に出てきたね」

と親子で話していたご家庭は、
子どもがフレーズを自然に口ずさむことが多いんですよね。

かけ流しは英語の土台作り。

その上に会話や体験が積み重なることで、生きた英語になっていくんです。

朝・移動中・遊び時間など続けやすいタイミング

かけ流しを続けるコツは、「頑張る時間」を作らないことです。
なぜなら、特別な時間を確保しようとすると続かなくなるからなんですよね。

おうち英語が長続きしているご家庭は、生活の中に自然に組み込んでいます。

おすすめのタイミングは次のような時間です。

  • 朝の支度中
  • 車での送迎や移動中
  • おやつタイム
  • おもちゃ遊びの時間
  • お風呂の前後

特に朝はおすすめです。

私の教室でも、
「朝食の時間だけ英語ソングを流しています」
というご家庭がたくさんあります。

毎日15分でも、1か月続けると約7時間半。
1年間なら90時間以上になります。
短い時間でも積み重なると意外と大きいんですよ。

かけ流しは長時間よりも習慣化の方が大切なんです。

同じ音源をくり返すメリット

かけ流しでは、新しい音源を次々に増やすよりも、同じものを繰り返し聞く方がおすすめです。
なぜなら、子どもは繰り返しの中で言葉を覚えるからなんです。

大人は飽きてしまいますが、子どもは意外と平気なんですよね。

実際、
「またこの絵本?」
「またこの歌?」
と思うこと、ありませんか?

でも子どもにとっては、それが学習なんです。

私の息子も、小さい頃は同じ英語の歌を何十回も聞いていました。

正直、私は飽きていました(笑)。

ところがある日、突然その歌を歌い始めたんです。

その時、
「ああ、ちゃんと聞いていたんだな」
と驚きました。

おすすめは、
1〜2週間は同じ音源を流してみること。
その中でお気に入りができたら、さらに繰り返しても大丈夫です。

英語の音は反復によって少しずつ定着していくんですよ。

親子の会話や絵本とセットにすると定着しやすい

かけ流しの効果を感じやすくするなら、絵本や会話と組み合わせるのがおすすめです。
なぜなら、音と意味がつながるからなんです。

例えば、

英語の歌で
「Apple」
が出てきたら、

実際のりんごを見ながら
「Appleだね」
と言ってみる。

絵本に出てきたら、
「これもAppleだね」
と話してみる。

たったそれだけでも印象が変わります。

私が親子英会話をおすすめしている理由もここにあります。

言葉は体験とセットになると記憶に残りやすいんですよね。

例えば、

  • 歌で聞く
  • 絵本で見る
  • 会話で使う

この3つがつながると、子どもの中で英語が「知っている言葉」になっていきます。

かけ流しだけに頼る必要はありません。
かけ流しを入口にして、親子の会話や遊びへ広げていくと英語がどんどん身近になっていきますよ。

かけ流しは、おうち英語の土台作りにぴったりな方法です。
ただ流すだけではなく、絵本や会話と組み合わせることで英語がぐっと身近になります。

子どもが英語を嫌がる時の対処法

「最初は楽しそうだったのに、急に英語を嫌がるようになった…」
そんな経験はありませんか?

実は、おうち英語をしているご家庭の多くが一度は通る道なんです。
だから安心してください。

この章では、子どもが英語を嫌がる本当の理由と、
親子関係を壊さずに続けるためのコツをお伝えします。

嫌がる原因は「難しい・つまらない・強制される」

子どもが英語を嫌がるとき、英語そのものが嫌いになったわけではないことがほとんどです。

実際には、
「難しい」
「つまらない」
「やらされている」
のどれかが原因になっていることが多いんですよね。

例えば、

  • レベルが高すぎる教材
  • 長すぎる学習時間
  • 興味のない内容
  • 毎日のように言われる声かけ

こうしたことが積み重なると、英語そのものが嫌になってしまいます。

私の息子も一時期、
「英語やりたくない!」
と言っていたことがありました。

その時は正直ショックでした。

でも振り返ってみると、
その頃の私は「英語を楽しむ」よりも
「英語をやらせる」方に意識が向いていました。

知らないうちにプレッシャーをかけていたんですよね。

子どもが英語を嫌がったら、
「英語が嫌いなんだ」
と決めつける前に、

「何が嫌なんだろう?」
と考えてみてください。

原因が見つかると、意外とあっさり解決することもあるんですよ。

一度やめるより「量を減らす」「遊びに戻す」

英語を嫌がり始めたら、無理に続けるよりも量を減らしてみるのがおすすめです。
ここで、英語との関係を完全に切ってしまう必要はないからなんです。

よくあるのが、
「嫌がるから全部やめました」
というケースです。

もちろん、一時的に休むことが悪いわけではありません。

でも、おうち英語は0か100ではないんですよね。

例えば、
30分やっていたなら5分にする。
英語絵本を読んでいたなら歌だけにする。
動画を見ていたなら週に1回だけにする。

そんな調整でも十分なんです。

私自身も息子が嫌がった時期には、英語を教えることを一度やめました。
代わりに車の中で英語の歌を流すだけにしたんです。

すると数か月後には、自分から口ずさむようになりました。

子どもは追いかけられると逃げたくなるもの。
でも距離を取ると、また近づいてくることもあるんですよね。

英語を続けることよりも、英語を嫌いにならないことの方がずっと大事なんです。

子どもの好きなものから英語につなげる

英語への興味を取り戻したいなら、好きなことと英語を結びつけるのが近道です。

なぜなら、子どもは興味のあることには驚くほど集中するからなんです。

例えば、

  • 恐竜が好き
  • サッカーが好き
  • ゲームが好き
  • 動物が好き
  • 工作が好き

そんなテーマはありませんか?

英語教材に興味がなくても、
恐竜の英語動画なら見る。
サッカー選手の英語インタビューなら見る。
ゲーム実況なら夢中になる。

そんなことがよくあります。

実際に私の息子も、英語教材にはあまり興味を示さない時期がありました。

でも恐竜だけは別でした。
恐竜図鑑、恐竜動画、恐竜クイズ。

好きなことを入り口にしたら、自然と英語にも触れるようになったんです。

子どもは英語を学びたいわけではありません。
好きなことをもっと知りたいんですよね。

だから、
「英語を好きにさせる」より、

「好きなことを英語で楽しむ」

という視点の方がうまくいくことが多いんです。

NG対応:言わせる・試す・比べる・叱る

子どもが英語を嫌がり始めたとき、できれば避けたい対応があります。

それは次の4つです。

  • 無理に言わせる
  • 英語力を試す
  • 他の子と比べる
  • 英語で叱る

例えば、
「これ英語で何て言うの?」
を何度も聞く。

親としては確認したいだけかもしれません。

でも子どもにとってはテストのように感じることがあります。

また、
「○○ちゃんは話せるのに」という比較も逆効果です。

比べられると、英語そのものが嫌になってしまうことがあるんですよね。

私が親子英会話で意識しているのは、
「言えたことを見る」という考え方です。

完璧に言えたかではなく、
挑戦した。
聞こうとした。
真似してみた。

その姿を認めるようにしています。

英語は正解を当てるゲームではありません。
コミュニケーションなんです。

だからこそ、子どもが安心して間違えられる環境を作る方が、
結果的には英語好きにつながっていくんですよ。

子どもが英語を嫌がったときは、やり方を見直すサインかもしれません。

無理に続けるのではなく、好きなことや楽しいことに戻ることで、
英語との良い関係を取り戻せることもあります。

親子の会話で英語が自然に出る「日常シーン別」実践例

「英語を話しかけたいけど、どんな場面で使えばいいの?」

これは親子英会話を始めたばかりのママからよくいただく質問です。

実は、英語の時間をわざわざ作らなくても大丈夫。
毎日の生活の中には英語を使えるチャンスがたくさんあるんですよ。

ここでは、今日からすぐに使える日常シーン別の英語フレーズをご紹介します。

朝の支度で使える英語フレーズ

親子英会話を始めるなら、まず朝の時間がおすすめです。

なぜなら、毎日必ずやってくる習慣だからなんです。

新しいことを続けるには、
「特別な時間」より「毎日ある時間」を活用する方が圧倒的に続きやすいんですよね。

例えば朝の支度だけでも英語を使える場面はたくさんあります。

  • Good morning.(おはよう)
  • Wake up!(起きて!)
  • Are you ready?(準備できた?)
  • Let’s go!(行こう!)
  • Have a nice day!(いってらっしゃい!)

最初は1つだけでも十分です。

私も親子英会話を始めた頃は、
「Good morning.」だけでした。

それでも毎日続けているうちに、
「Let’s go!」 「Are you ready?」
と少しずつ増えていったんですよね。

英語はまとめて覚えるより、生活の中で少しずつ増やす方が自然なんです。

食事中に使える英語フレーズ

食事の時間も英語を取り入れやすい場面です。
目の前にあるものを見ながら話せるので意味が伝わりやすいからなんです。

例えば、

  • It’s yummy!(おいしい!)
  • Do you like it?(気に入った?)
  • More, please.(もっとください)
  • I’m full.(おなかいっぱい)
  • Thank you for the meal.(ごちそうさま)

こんなフレーズならすぐに使えます。

実際に私の生徒さんのご家庭では、

「Yummy!」だけを毎日使うところから始めました。

すると数週間後には、お子さんの方から
「Yummy!」と言うようになったそうなんです。

英語を教え込まなくても、繰り返し聞くことで自然に身についていくんですよね。

食事は1日3回あります。
英語に触れるチャンスも1日3回あるということなんです。

お風呂・寝る前に使える英語フレーズ

お風呂や寝る前の時間は、親子の距離が近くなるゴールデンタイムです。
リラックスしているので、英語への抵抗も少なくなりやすいんですよ。

例えば、

お風呂なら

  • It’s hot!(熱いね)
  • Splash!(バシャーン!)
  • Wash your hands.(手を洗おう)
  • Let’s count!(数えてみよう)

寝る前なら

  • Good night.(おやすみ)
  • Sweet dreams.(いい夢見てね)
  • See you tomorrow.(また明日ね)
  • I love you.(大好きだよ)

などがおすすめです。

特に寝る前は、親子の安心感が高まる時間です。

私も息子が小さい頃は、
「Good night. I love you.」
をよく伝えていました。

英語を教えるというより、愛情を伝える言葉として使っていたんですよね。

英語は勉強だけではなく、人と人をつなぐ言葉なんだと感じる瞬間でもあります。

子どもが返事しなくてもOKな声かけ例

親子英会話を始めると、

「うちの子、全然英語で返してくれません」
という相談をよく受けます。

でも実は、それで全く問題ありません。

なぜなら、子どもは聞く期間(サイレントピリオド=言葉をため込む時期)を経て
話し始めることが多いからなんです。

だから、
「言ってみて」
「英語で答えて」
と無理に求めなくて大丈夫。

むしろ親が一方的に話すくらいでちょうどいいこともあります。

例えば、

  • It’s sunny today.(今日はいい天気だね)
  • Wow! That’s big!(わあ!大きいね)
  • You look happy.(嬉しそうだね)
  • Nice!(いいね!)
  • Let’s try!(やってみよう!)

こうした独り言のような声かけでも十分なんですよ。

実際、私の息子も長い間ほとんど返事をしませんでした。

ところがある日突然、
「Good night, Mom」
と言ったんです。

あの時は本当に驚きました。
話さなくても、ちゃんと聞いていたんですよね。

だから焦らなくて大丈夫。

子どもの中では、ちゃんと英語の貯金が増えているかもしれません。

「教える英語」から「会話の中の英語」へ

親子英会話が続くご家庭には共通点があります。

それは、英語を勉強として扱っていないことなんです。

英語の時間を作って教えるのではなく、
会話の中に英語がある。

そんな状態なんですよね。

例えば、
「これ英語で何て言うの?」
よりも、
「Wow! That’s cute!」
と自然に言う。

「覚えなさい」
よりも、
「ママも好き!」
と会話する。

この違いは意外と大きいんです。

私が親子英会話をお伝えしている理由もここにあります。

英語を教えようとすると親も疲れます。
子どもも構えてしまいます。

でも会話の中で使うと、お互いに楽なんですよね。

親子英会話は、英語教育というより親子コミュニケーションです。
その結果として英語も育っていく。
そんなイメージの方が、長く続けられるのではないでしょうか。

親子英会話は、特別なレッスンではなく日常の中で育てていくものです。
朝の支度や食事、お風呂や寝る前の時間を少しだけ英語に変えるだけでも十分。

おうち英語で失敗しやすい家庭の共通点と立て直し方

おうち英語を始めると、
「うまくいっている家庭と何が違うんだろう?」
「私のやり方が悪いのかな…」
と不安になることはありませんか?

でも実は、おうち英語で失敗したと感じるご家庭には共通するパターンがあります。
そして、その多くはやり方を少し変えるだけで立て直せるんです。

ここでは、私自身の経験やこれまでたくさんの親子を見てきた中で感じる
「つまずきやすいポイント」と、その乗り越え方をご紹介します。

最初から教材を増やしすぎる

おうち英語で最も多い失敗のひとつが、教材を増やしすぎることです。

なぜなら、英語教材は本当に魅力的なものがたくさんあるからなんですよね。

SNSを見ると、
「これで話せるようになりました!」という投稿が流れてきます。

書店へ行けば英語絵本。
ネットを開けば英語アプリ。
YouTubeにはおすすめ教材紹介。

見れば見るほど、

「あれも良さそう!」
「これも必要かも!」

となってしまうんです。

実は私もそうでした。

親子英会話を始めた頃は、

絵本も欲しい。
CDも欲しい。
DVDも欲しい。
フラッシュカードも欲しい。

とにかく良さそうなものを集めていた時期がありました。

でも、気が付いたんです。
教材が増えるほど使わなくなることに。

子どもが何に興味を持つか分からないうちに教材だけ増やしてしまうと、

「買ったのに使わない」
ということが起こりやすいんですよね。

おすすめなのは、まず1つ選ぶこと。
そして子どもの反応を見ることです。

好きになったら少し増やす。
興味がなければ別の方法を試してみる。

そのくらいのペースで十分なんです。

教材を増やすより、使う回数を増やす方がずっと効果的なんですよ。

成果を急いで子どもに言わせようとする

おうち英語をしていると、
「いつ話すようになるのかな?」と気になることがあります。

これは親なら自然な気持ちなんですよね。

でも、成果を急ぎすぎると親も子どもも苦しくなってしまいます。
なぜなら、言葉は「言いたい」と思った時に出てくるものだからです。

例えば赤ちゃんも、
生まれてすぐ話すわけではありません。

何か月も何年も日本語を聞き続けてから話し始めます。

英語も同じなんです。

私も以前、
「こんなにやっているのに話さないな…」
と思ったことがありました。

でも後になって振り返ると、ちゃんと聞いていたんですよね。

ある日突然、
今まで聞いていたフレーズを口にしたり、
英語の歌を歌い始めたりするんです。

それは、子どもの中で英語が十分にたまった証拠なんですよ。

だから、
「言ってみて」
「ほら、英語で言えるでしょ?」
と急がせる必要はありません。

子どもはちゃんとインプットしています。

その英語があふれてくる瞬間を、少し気長に待ってみてください。

SNSの成功例と比べて落ち込む

SNSは便利ですが、おうち英語をしているママにとっては落とし穴になることもあります。

なぜなら、どうしても他の親子と比べてしまうからなんです。

例えば、
「3歳で英語ペラペラ」
「小1で英検3級」
「毎日2時間英語」

そんな投稿を見ると、
「うちは全然できてない…」
と感じてしまうことがあります。

でも考えてみてください。

その親子とあなたの親子は別の人です。
生活スタイルも違う。
性格も違う。
興味も違う。

当然、進み方も違うんですよね。

私もSNSで素晴らしい取り組みを見て、
「すごいな」
と思うことはあります。

でも真似しようとしてもうまくいかないこともありました。

なぜなら、息子には息子に合う方法があったからです。

SNSは参考にするもの。
比較するものではありません。

「これ面白そうだから試してみよう」

くらいの距離感がちょうどいいんですよ。

親が頑張りすぎて疲れる

おうち英語で一番避けたいのは、親が燃え尽きてしまうことです。

おうち英語は短距離走ではなく長距離走だということ、覚えておいてください。

最初はやる気があるので、
毎日英語絵本。
毎日動画。
毎日フレーズ練習。
と頑張れるかもしれません。

でも、それを何か月も続けるのは大変ですよね。

私も、
「今日は何もできなかった…」と落ち込んだことがあります。

でも後から思ったんです。

親が疲れてしまったら続かないな、と。

おうち英語は、親子で楽しむもの。

親が苦しくなってしまったら本末転倒なんですよね。

だから時には休んでも大丈夫。
動画だけの日があってもいい。
何もしない日があってもいい。

そのくらいゆるい方が、結果的には長く続くことが多いんです。

1日10分から再スタートする方法

もし今、
「最近おうち英語できてないな…」
と思っているなら、ぜひ知ってほしいことがあります。

それは、いつでも再スタートできるということです。

おうち英語は、
1日できなかったら終わり。
1週間休んだら失敗。

そんなものではありません。

例えば、

  • 英語の歌を1曲流す
  • Good morningを言う
  • 英語絵本を1冊読む
  • 動画を10分見る

これだけでも十分なんです。

私が親子英会話をお伝えしていて感じるのは、
完璧に続けた家庭よりも、
何度でも戻ってきた家庭の方が長く続いているということ。

途中で休むことがあってもいい。
やる気が出ない時があってもいい。

大切なのは、
「またやろうかな」
と思った時に戻ってこられることなんですよね。

1日10分でもいい。
5分でもいい。

その積み重ねが、数年後には大きな差になっています。

おうち英語で失敗したと感じる時は、頑張りすぎているサインかもしれません。

教材を増やしすぎない、成果を急がない、他人と比べない。そして親自身が無理をしないこと。
そんな視点を持つだけで、おうち英語はずっと続けやすくなります。

日本語への影響はある?おうち英語で大切にしたい母語とのバランス

おうち英語を始めると、多くのママが一度は気になるのが
「日本語が遅れたりしないの?」
「英語ばかりで日本語がおろそかにならない?」
という不安です。

実際に私もたくさん相談を受けてきました。
でも、おうち英語をするかしないかよりも、
どんな環境で言葉を育てているかの方がずっと大きいんですよね。

この章では、日本語と英語のバランスについて考えてみたいと思います。

日本語の語りかけ・絵本も大切にする

おうち英語をしていても、日本語の語りかけや絵本の時間はとても大切です。

なぜなら、日本語は子どもが一番深く考えたり、感情を表現したりする
土台になる言葉だからなんです。

例えば、
「今日は悲しかった」
「本当は悔しかった」
「こんなことを考えた」

こうした複雑な気持ちを表現する力は、まず母語で育っていきます。

だから、
英語を増やしたから日本語を減らす。
英語絵本だけ読む。
という必要はありません。

むしろ、

  • 日本語の絵本を読む
  • 日本語でたくさん会話する
  • 日本語で気持ちを聞く

そんな時間も同じくらい大切なんですよ。

私自身も親子英会話をお伝えしていますが、家では日本語でたくさん話してきました。

そのおかげか、息子は英語だけでなく日本語でも自分の考えをしっかり伝えられるようになったと感じています。

英語か日本語かではなく、どちらも豊かに育てていくイメージが近いかもしれませんね。

英語だけに偏らせない家庭環境の作り方

おうち英語をする時は、英語だけの世界にしようと頑張りすぎなくて大丈夫です。

なぜなら、日本で生活している限り、日本語は毎日たくさん使うからなんです。

逆に言えば、おうち英語だけで完全なバイリンガル環境を作ろうとすると
親も子どもも疲れてしまいます。

実際に私が見てきた中でも、
「家では全部英語で話さなきゃ」
と頑張りすぎて続かなくなったご家庭がありました。

それよりも、

朝の挨拶だけ英語。
英語絵本を1冊読む。
好きな動画を英語で見る。

そんな自然な取り入れ方の方が長続きすることが多いんですよね。

家庭の中で意識したいのは、

  • 日本語でしっかり会話する
  • 英語に触れる機会も作る
  • 親子の会話量を減らさない
  • 子どもの興味を優先する

この4つです。

英語を増やした結果、親子の会話が減ってしまったら本末転倒です。

まずは会話があること。
その中に英語も少し入っている。

そんな環境を目指してみてください。

目標は「英語ペラペラ」だけではなく、伝える力を育てること

私は、おうち英語の本当の目的は英語を話せるようになることだけではないと思っています。
なぜなら、英語はあくまでもコミュニケーションのツールだからです。

英語が話せても、

自分の気持ちを伝えられない。
人と関わることが苦手。
相手の話を聞こうとしない。

これでは本当の意味でコミュニケーションができているとは言えません。

反対に、

「こんなことを伝えたい」
「相手のことをもっと知りたい」
「話すのって楽しい」

そんな気持ちが育っている子は、英語もどんどん伸びていくんですよね。

私が親子英会話をなぜお伝えしているのか。

英語を教えたいわけではありません。
親子の会話を増やしたいんです。

実際に講座に参加されたママから、
「英語よりも親子の会話が増えました」
という感想をいただくことがあります。

私はそれがとても嬉しいんですよ。

これからの時代はAI(人工知能)がどんどん発達していきます。

翻訳機能もさらに便利になるでしょう。

そんな時代だからこそ、

  • 自分の考えを伝える力
  • 相手を理解する力
  • 人とつながる力

がますます求められるようになると思うんです。

日本語でも英語でも、
「話したい」 「伝えたい」 「聞いてみたい」

そんな気持ちが育っているか。
実はそこが一番大切なのかもしれませんね。

不安がある場合のチェックポイント

おうち英語をしていて不安になった時は、まず次のポイントを確認してみてください。

  • 日本語で十分に会話できている
  • 日本語の絵本も楽しんでいる
  • 子どもが英語を嫌がっていない
  • 英語が親子のストレスになっていない
  • 親子で笑顔で取り組めている

もし全部にチェックが付くなら、あまり心配しなくて大丈夫です。

逆に、

  • 英語を優先するあまり会話が減っている。
  • 親子関係がギスギスしている。
  • 子どもが強いストレスを感じている。

そんな場合は少し立ち止まってみてもいいかもしれません。

おうち英語は競争ではありません。
誰かと比べるものでもありません。

親子が心地よく続けられているなら、それがその家庭にとっての正解なんですよ。

おうち英語は、日本語か英語かを選ぶものではありません。
日本語で豊かなコミュニケーションを育てながら、英語も自然に取り入れていくことが理想です。

わが家のおうち英語リアル体験談・実例

ここまで、おうち英語のやり方やコツをお伝えしてきました。

でも実際には、
「本当にうまくいくの?」 「先生だからできたんじゃないの?」
と思われる方もいるかもしれませんね。

そこでこの章では、私自身が息子と取り組んできたおうち英語のリアルな体験談をご紹介します。
成功したことだけではなく、失敗したことも含めて正直にお話ししたいと思います。

最初は英語を嫌がった子が変わったきっかけ

実は、息子は最初から英語が好きだったわけではありません。

私が英語を取り入れようと思ったのは息子が3歳の頃でした。

英語講師をしているのだから、きっと喜んでくれるだろう。
そんな期待も少しありました。

でも現実は違いました。

英語の歌を流しても反応は薄い。
英語絵本を読んでも興味がない。

正直、
「あれ?思っていたのと違うな」
と思ったんですよね。

そんな時に改めて考えたのが、

「息子は何が好きなんだろう?」

ということでした。

息子が夢中になっていたのは恐竜でした。
図鑑も恐竜。
おもちゃも恐竜。
遊びも恐竜。

そこで私は英語を主役にするのをやめて、恐竜を主役にしたんです。

例えば、

  • 恐竜の英語絵本を読む
  • 恐竜の英語DVDを見る
  • フィギュア遊びをしながら英語を混ぜる

といったことを少しずつ始めました。

「T-Rex is big!」
「Wow! That’s scary!」

そんな短い言葉を遊びの中で使うようになったんです。

すると少しずつ英語への抵抗がなくなっていきました。
英語を好きになったというより、好きなことの中に英語があった。
そんな感覚だったのだと思います。

今振り返ると、
英語を教えようとした時より、
好きなことを応援した時の方がうまくいったんですよね。

実際に使った教材・使わなかった教材

おうち英語というと教材選びに悩む方も多いと思います。

私もたくさん悩みました。

そして実は、高額教材を購入したこともあります。

最初の頃は物珍しさもあって使っていました。
DVDも見ていましたし、教材にも触っていました。

でもしばらくすると使わなくなったんです。

理由は単純。

キャラクターに興味がなかったから。

どんなに良い教材でも、子どもが好きになれなければ続かないんですよね。

その一方で、息子が何度も手に取っていたものもありました。
それがNational Geographic Kidsの図鑑でした。

恐竜。動物。昆虫。宇宙。

息子の興味ど真ん中だったんです。
難しい単語もたくさん出てきました。

でも好きだから見たい。
見たいから聞きたい。
聞きたいから覚える。

そんな流れが自然にできていました。

この経験から私が感じたのは、
教材選びで一番大事なのは値段ではないということ。
子どもの「好き」に合っているかどうかなんですよね。

うまくいった声かけ・失敗した声かけ

振り返ってみると、うまくいった声かけと失敗した声かけには大きな違いがありました。

失敗したのは、
「これ英語で何て言うの?」
「言ってみて」
「覚えてる?」

という確認型の声かけです。

私は教える仕事をしているので、つい反応を見たくなってしまうんですよね。

でも子どもからすると、
突然テストをされている気分だったのかもしれません。

反対にうまくいったのは、
「Wow! That’s amazing!」
「I like it!」
「What do you think?」

など、会話として使う声かけでした。

英語を教えるのではなく、一緒に楽しむ。
すると息子も自然に反応してくれるようになったんです。

親子英会話はレッスンではなく会話なんだな、と実感した出来事でした。

1週間のリアルな取り組みスケジュール

「毎日どのくらいやっていたんですか?」
という質問もよくいただきます。

でも実は、特別なことはしていませんでした。

わが家の場合はこんな感じです。

【平日】

・朝 Good morningなどの簡単な英語
・移動中 英語の歌や音源を流す
・夕方 英語絵本を1冊読むこともある
・寝る前 Good nightや英語の一言

【休日】

・英語動画を見る
・図鑑を一緒に読む
・イベントに参加することもある

こうして見ると、本当に少しですよね。
毎日1時間勉強していたわけでもありません。

でも振り返ると、英語が生活の中にあったんです。
だから続けられたのだと思います。

親子の会話が増えたエピソード

おうち英語を続けてきて、一番良かったことは
英語力よりも親子の会話が増えたことかもしれません。

特にコロナ禍で家にいる時間が増えた頃は、それを強く感じました。

動画配信サービスで子ども向け番組を見る機会が増えたんです。

でも、ただ見せるだけでは終わりませんでした。

私はよく、
「お母さんだったらこう思うな」
「もし自分だったらどうする?」
「あなたはどう思う?」
と聞いていました。

すると息子も少しずつ自分の考えを話してくれるようになったんです。

最初は短い返事でした。

でも小学校に入る頃には、
学校であった出来事。
友達とのこと。
嬉しかったこと。
悔しかったこと。
そういった話を自分からしてくれるようになりました。

私は、おうち英語の本当の価値はここにあると思っています。

英語を話せることも素晴らしい。

でもそれ以上に、
自分の考えを伝えられること。
人の話を聞けること。
会話を楽しめること。

その力が育ったことが何より嬉しかったんですよね。

わが家のおうち英語は決して順風満帆ではありませんでした。

興味を示さなかった時期もあれば、教材選びで失敗したこともあります。
それでも「好きなこと」と「親子の会話」を大切にしたことで、
英語だけではない大切な力が育っていったように感じています。

よくある質問Q&A

ここまでおうち英語のやり方についてお伝えしてきましたが、
実際に取り組み始めると細かな疑問も出てきますよね。

この章では、私がこれまで保護者の方からよくいただいた質問や、
検索でもよく見かける疑問についてお答えしていきます。

Q1. おうち英語は何歳から始めるのがいい?

A. 始めたいと思った時がベストタイミングです。

0歳から始めるご家庭もありますが、必ずしも早く始めなければいけないわけではありません。
大切なのは年齢よりも続けられる環境です。
英語を生活の中に取り入れられるなら、何歳からでもスタートできますよ。

Q2. 3歳からでも間に合う?

A. もちろん間に合います。

実際にわが家も3歳頃から本格的におうち英語を意識し始めました。
3歳は言葉がどんどん増える時期なので、歌や絵本、ごっこ遊びとの相性も抜群です。
むしろ興味関心が見えてくる年齢なので取り組みやすい面もあるんですよ。

Q3. 小学生から始めても遅くない?

A. 全く遅くありません。

小学生には小学生の強みがあります。
理解力もありますし、自分の好きなこともはっきりしています。

恐竜、スポーツ、ゲーム、科学など、
好きなテーマと英語を結びつけることで大きく伸びる子もたくさんいます。

「もう遅いかな」ではなく、「今日が一番早い日」と考えてみてください。

Q4. 親が英語を話せなくてもできる?

A. できます。

実際に私の講座でも、
「英語は苦手です」 「発音に自信がありません」
というママがたくさん参加されています。

今は音声付き絵本や動画が充実しています。
親がネイティブである必要はありません。

一緒に楽しむ姿勢の方がずっと大切なんですよね。

Q5. 高額教材は買った方がいい?

A. 必須ではありません。

高額教材が合う家庭もありますが、買ったから成功するわけではありません。
実際に私も高額教材を購入した経験がありますが、使わなくなったものもありました。

まずは無料教材や図書館の絵本から始めて、子どもの興味を確認するのがおすすめです。

Q6. YouTubeだけでも大丈夫?

A. スタートとしては十分です。

ただし、動画を見るだけで終わるのはもったいないかもしれません。
見た後に、
「面白かったね」
「どのキャラクターが好きだった?」
と少し会話するだけでも効果は変わってきます。

動画は入口。

その後の親子の会話が宝物なんですよ。

Q7. かけ流しは1日何分すればいい?

A. 時間より継続です。

1日10分でも毎日続けば年間60時間以上になります。

反対に、
1日2時間を3日でやめてしまう方がもったいないんですよね。

朝の支度や車での移動時間など、無理なく続けられる時間を活用してみてください。

Q8. 日本語が遅れないか心配です

A. 日本語の会話や読み聞かせも続けていれば過度に心配する必要はありません。

むしろ親子の会話が増えることで、日本語も英語も豊かになるケースはたくさんあります。
英語か日本語かではなく、親子のコミュニケーション量そのものを大切にしたいですね。

Q9. 子どもが英語を嫌がったらどうする?

A. 一度立ち止まって原因を探してみましょう。

多くの場合、

  • 難しすぎる
  • つまらない
  • 強制されている

のどれかが隠れています。

無理に続けるより、
量を減らす
遊びに戻す
好きなことから再スタートする

という方がうまくいくことが多いんですよ。

Q10. 英語を話し始めるまでどれくらいかかる?

A. 子どもによって大きく違います。

数か月で話し始める子もいれば、数年かかる子もいます。
言葉はインプットがたまってから出てくるものです。
見た目には変化がなくても、子どもの中ではしっかり英語が育っていることも少なくありません。

焦らず見守ってあげてくださいね。

Q11. 英検を目標にした方がいい?

A. 目標のひとつとしては良いと思います。

ただし、英検が目的になってしまうと苦しくなることもあります。

私は、
「英検に合格するために英語を学ぶ」より、
「英語が好きだから結果として英検にも挑戦する」
という流れの方が自然だと感じています。

英検はゴールではなく通過点なんですよね。

Q12. 続かない時はどうすればいい?

A. 小さく再スタートしてみてください。

毎日30分できなくても大丈夫。
英語の歌を1曲流すだけでもOKです。
Good morningを言うだけでもOKです。

私がこれまで見てきた中で続いているご家庭は、完璧だった家庭ではありません。
休みながらでも戻ってきた家庭なんです。

おうち英語は長く続けることに意味があります。

だから、できなかった日があっても自分を責めなくて大丈夫ですよ。

おうち英語には正解がひとつあるわけではありません。
それぞれの親子に合ったペースや方法があります。

迷った時は「親子で楽しめているかな?」という原点に戻ってみてください。
きっとその家庭らしいおうち英語の形が見つかるはずです。

まとめ|おうち英語は「毎日少し・楽しく・親子で」がいちばん強い

ここまで、おうち英語のやり方について詳しくお話ししてきました。

もしかすると、
「やることがたくさんあって難しそう…」
と感じた方もいるかもしれませんね。

でも安心してください。

おうち英語は完璧を目指すものではありません。
高額教材が必要なわけでもありません。
英語が得意な親だけができるものでもないんです。

私自身もたくさん失敗しながら、息子と一緒に少しずつ続けてきました。

だからこそ今、声を大にして言いたいんです。

おうち英語は「毎日少し」「楽しく」「親子で」が一番強いですよ、と。

今日から始めるなら、まずは歌・絵本・ひとこと英語

おうち英語を始めるなら、まずは小さな一歩で十分です。
それは、最初から頑張りすぎると続かなくなってしまうからなんです。

この記事でたくさんの方法をご紹介しましたが、全部やる必要はありません。

例えば今日からなら、

  • 英語の歌を1曲流す
  • 英語絵本を1冊読む
  • Good morningと言ってみる

これだけでも立派なおうち英語です。

実際に私も最初からたくさんできていたわけではありません。

息子が英語に興味を示さなかった時期もありましたし、
「これでいいのかな?」と迷ったことも何度もありました。

それでも続けてこられたのは、できることを少しずつ積み重ねたからなんです。

まずは今日できそうなことを一つだけ選んでみてください。

その一歩が、数か月後、数年後の大きな変化につながっていくかもしれません。

子どもの反応を見ながら無理なく続ける

おうち英語は、親が頑張ることよりも親子で楽しめることが大切です。
英語を好きになる気持ちは楽しい体験から生まれることが多いから。

もし子どもが楽しそうなら続ける。
嫌そうなら少し方法を変える。

そんな柔軟さがあっていいんですよね。

私がこれまでたくさんの親子を見てきて感じるのは、
成功している家庭ほど頑張りすぎていないということです。

毎日完璧ではない。
できない日もある。
でもやめない。

そんな家庭の方が長く続いているんです。

だから、
「今日はできなかった」と落ち込まなくて大丈夫。

また明日やればいいんです。

おうち英語は短距離走ではなく、親子で歩く長い旅のようなものなんですよ。

英語力だけでなく、親子の会話力も育てよう

最後に、私が一番お伝えしたいことがあります。

それは、『おうち英語の本当の価値は英語力だけではない』ということです。

もちろん英語が話せるようになるのは素晴らしいことです。

でも、私自身が息子との時間を通して感じたのは、
親子の会話が増えたこと。
お互いの考えを話せるようになったこと。
「あなたはどう思う?」と聞ける関係になれたこと。

その方がもっと大きな財産だったんですよね。

英語はコミュニケーションの道具です。

だからこそ、英語を学ぶことより、
人と話すことが楽しい。
自分の考えを伝えたい。
相手のことを知りたい。

そんな気持ちが育つことの方が大切だと私は思っています。

もしこの記事を読んで、
「ちょっとやってみようかな」
と思っていただけたなら嬉しいです。

まずは親子で笑いながら英語の歌を1曲聞いてみる。

寝る前に「Good night」と言ってみる。

そんな小さな一歩から始めてみませんか?

数年後、
「あの時始めてよかったな」
と思える日がきっと来るはずですよ。

おうち英語は、特別な家庭だけのものではありません。

毎日の暮らしの中に少しずつ英語を取り入れながら、親子の会話を楽しむこと。
それこそが、長く続くおうち英語の一番の近道です。

ぜひ今日から、あなたのご家庭らしいおうち英語をスタートしてみてくださいね。

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